My Memories of "The Rascals"


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 ラスカルズが「Good Lovin'」の大ヒットをとばしたのが1966年。何と!「東京オリンピック」の2年後だったとは、今の今まで考えた事もなかったが、日本国内で有名になり始めたのは、きっともっと後だったのだろうか...。

 私が初めてラスカルズに出会ったのは、今からもうかれこれ30年も前の事である。彼らの5枚目のシングルカット「Lonely too Long」をたまたまラジオか何かで聴いてレコード屋に走ったのが最初だったと思われる。思われる・・とは何とも情けない話しだが、もう30年も前の話しなので、当然の事ながらしっかりとは覚えていなかったりするのだ(笑)。ただ、手元に紛れ込んだラスカルズ最初のシングルがコレだった事だけは、朧気ながらも覚えている。
 当時松本に居住し、感受性バリバリ(笑)の中学1年生だった私は、異性に興味を持つのと同じように、音楽にも興味をそそられていた。そのころの音楽と言えば、邦楽はグループサウンズの終息期で、なかなかパッとしたモノがなく、いわゆる「洋楽の全盛期」と言われていた時期だ。私に限らず、皆毎晩遅くまでラジオにかじりついて、洋楽を聴き漁っていたのだった。多分、そんな中で私もラスカルズのサウンドに触れたのだろう。

 さて、その「Lonely too Long」に話しを戻せば、あの小気味よいピアノのイントロと、機関銃のようなドラムのフィルインから始まるこの曲が、当時の音楽としてはじつに新鮮で、フェリクスの嗄れっぽい(?)歌声と相まって不思議な雰囲気を醸し出していた。それからすぐさまラスカルズのファンになってしまった事は言うまでもない。
 そんなA面の「Lonely too Long」の影に隠れ気味だが、B面の「If You Knew」もどことなくエキゾチックなサウンドで、私としては彼らの曲の中では好きな曲の1曲だ。

 次に購入したラスカルズのレコードは、彼らの2枚目の全米トップ1に輝いたシングル「Groovin'」だった。この曲に関しては、以前TV-CMで使用されたり、あの山下達郎に取り上げられたりしていたので知ってる人もきっと多い事だろう。この曲もエキゾチックな雰囲気が漂って・・いやいや、エキゾチック感溢れる作品だ。
 3枚目に購入したラスカルズのレコードは、当時流行だった17センチ版4曲入りLP(コンパクトLP)というヤツで、確か題名は「自由への賛歌」だったような...。ジャケットは「FREEDOM SUITE」の写真をそのまま使った茶色っぽいものだったと記憶している。挿入曲目は「People Got to be Free / 邦題:自由への賛歌」と「A Ray of Hope」「A Beautiful Morning(だったかな?)」それと「Heaven」。俗に言うメッセージ3部作が全て挿入されたコンパクトLPだったのだが、今にして思えば、全ての曲がシングルカットされたA面の曲・・と随分豪華な選曲だ。(笑)
 このコンパクトLPの4曲とも好きなのだが、中でも一番のお気に入りは「Heaven」。「いかにもアメリカ!」といった感じが堪らなく好きで、レコードの溝が磨り減るほど聴き込んだ記憶がある。今聴き返してみても曲の終わりのホーンセクションなどは涙モノだ。(T.T)
#この頃の記憶から、後々ブラスロック(当時ホーンセクションが入ったロックをこう呼んでいた)に傾向したのかもしれない。(^_^)

 さて、その後ラスカルズのレコードは「See」「Carry Me Back」「Hold On」「Glory Glory」と4枚のシングルを購入したが、正直なところどれも上記のコンパクトLPほどの感銘は得られなかった。同時に「ラスカルズは一体何処へ行ってしまうんだろう?」そんな言葉が頭をよぎっていた。
 ラスカルズが解散した噂は、確か当時定期購読(笑)していたMusic Life誌上のニュースで知ったのだが、世は既にハードロックの全盛時代。ブルースを基調としたロックからそれぞれが脱皮し、世間ではツェッペリンやディープパープル取りざたされ、私自身もそれらに侵されて演奏していた時代だった。f^^;)
 結局、ラスカルズに関してLP(30センチもの)は1枚も購入しなかった事になるのだが、実際、中学生の私には1800〜2000円のLPレコードは高嶺の花で、当時は1週間ほどアルバイトをしなければ買えない代物だったのだ。シングル版が360〜400円、コンパクトLPが600円の時代だったから、その高さが伺えよう。
 それ等ラスカルズのレコードも、今頃持っていれば相当な「価値有り品」なのだろうが、残念ながら高校時代にドラムセット購入の資金として、当時300枚ほど所有していたシングルは殆ど友人達に破格値で譲ってしまったのだった。あ〜ぁ。(苦笑)
 それから10数年後、突然ラスカルズのサウンドが無性に聴きたくなったのだが、もう後の祭り。手に入らないレコードを求めて、都内の中古レコード店を徘徊する日々が長い間続いた。
 まだCDが発売される以前の話しで、コストの掛かるLPは余程の事がない限り再販は望めない状況だったのだ。
 毎日のように通い続けた甲斐あって、漸くラスカルズ後期の数枚を中古専門と輸入専門のレコード店でそれぞれゲット! 喜びに打ち震えた(笑)。だが「FREEDOM SUITE」の中古品は見るも無惨な状態だった。(--;)
 ラスカルズは何とか入手したものの、ヤングラスカルズにいたっては一向に見つかる気配もなく、諦めかけていた1981年、待ちに待ったヤングラスカルズ時代のアルバムが立て続けに再発された。今から約20年前の事だ。勿論、再販モノを買わない訳がない。(^_^)

 現在では低コストのCDが普及し、相当レアなアルバムでも再販されているようなので、今からラスカルズを聴こうと考えている諸兄も、わりあい簡単に入手できるのではないだろうか?「The Ultimate Rascals」のようなベスト版でも構わないので、是非一度聴いてみては如何だろう。


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