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「こら〜!」突然隣のオヤヂが怒鳴り込んできました。 「こんな夜遅くに何やってんだ!」 オヤヂの怒鳴り声でうたた寝から目覚め、玄関の戸をノロノロ開けると 「ん? お前んトコぢゃなかったのか〜?」 私の寝ぼけ顔と、電気も点けないでいた家の中を交互に見やって、バツが悪そうに帰って行きました。 『な・何だったんだ〜?』 怒鳴り声で起こされた意味も解らず、隣のオヤヂの後ろ姿を呆然と追っていると、だんだん目覚めて来た私の耳に、遠くからの大爆音が聞こえてきました。 『ん?!』それはまさに「ロックの爆音」だったのです。 この日は信州大学の学園祭の日。けれども、当時高校(1年?)生だった私にとって、大学の学園祭など全く興味があろう筈がありません。学食でB定食を食べるようになるのも、後の2年生以降でしたので、キャンパスにも殆ど入ったことが無く、この爆音の正体が「何」なのかは、その場に辿り着くまで全く解りませんでした。 爆音元はまさに信大の方角。そんな見知らぬ…しかも暗い学内だと言うのに、演奏が行われていた場所に辿り着くには、その音を頼りにすれば「じつに容易い」ことでした。私が到着したのは、たぶん夜の8時頃で、ちょうど「安全バンド」の演奏が佳境にさしかかった時でした。 「安全バンド」…それは確か浦和を拠点にして演っていた3ピースのヘヴィーなロックバンドで、その時演奏していた曲等については、まったく覚えておりません。A^^;)汗 彼等が演奏していた会場は、今なら講堂とかが当たり前なのですが、その時は何と、狭い一般の教室(のような場所)でした。しかも、椅子も無く、訪れた観客は皆、立ったまま観ていましたっけ。まぁ、今で言うところの「オールスタンディング」ですね、コレ。 「おっ、来たね〜!」それまで人垣に隠れて見えなかったK藤くんから声をかけられました。彼は、このイヴェンとがある事を事前に知っていたにもかかわらず、私には「きっと音が聞こえるだろうから…」と知らせなかったようです。神出鬼没でチョッピリ意地悪な友人でした(苦笑)。 「安全バンド」の演奏が終わり、しばしの休憩後に出演したのが、あの竹田和夫率いる「ブルースクリエーション」でした。メンバーは3人だったのか4人だったのか良く覚えていないのですが、パワフルだと思っていた「安全バンド」の演奏が薄れてしまうほど、更にパワフルな演奏でした。もちろん、竹田和夫のギターテクは「スゴい!」のひと言。 当時、ブルースとして演奏されていた曲の多くは、このブルースロックの類いで、アメリカの黒人社会の苦悩を歌った「それ」とは全く違う、ブルースのコード進行(3コード)を基本としたロックでした。それは、当時の欧米の白人たちの間でモテ囃されて演奏されていた「ブルース」とも、ほぼ同じでしたね。 (2005.11/16) |